パリ散策 #08 – 絢爛豪華!音楽の殿堂「オペラ・ガルニエ」とは

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オペラファンに限らず、多くの人に見ていただきたいのが「オペラ・ガルニエ」です。19世紀後半に建てられたものですが、外部はもちろん、内部の装飾も絢爛豪華! パリを代表するランドマークの一つに数えられています。

ルーヴル美術館からも歩いてすぐ!

オペラ・ガルニエというよりは、普通に「パリ・オペラ座」と言った方がわかりやすいかもしれませんね。もちろん、ヨーロッパを代表するオペラハウスの一つ。あの『オペラ座の怪人』の舞台でもあります。

photo by
オペラ大通りから見たオペラ・ガルニエ

ルーブル美術館から北西へ1kmほど。日本食レストランが多いことでも知られるオペラ大通りに沿って、それこそのんびりと歩いていけば、通りの突き当たりに見えてくるのがオペラ・ガルニエです。

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オペラ・ガルニエのファサード

完成したのは1875年。ナポレオン3世による都市改造計画の一環として建てられました。コンペ形式で設計案を募り、見事栄冠を勝ち取ったのが、当時はまだ無名だった35歳の青年、シャルル・ガルニエだったというわけです。

貴族の社交場としてのオペラハウス

今でこそ「オペラは静かに見るもの」になっていますが、当時は演奏中のおしゃべりは普通のこと。オペラハウスにしても、着飾った貴族たちの社交場の一つ。そんなふうに考えられていました。

photo by Loïc Lagarde
オペラ・ガルニエの中央階段

ですから、内部の装飾が絢爛豪華なのも当たり前。入ったところにある広い中央階段は大理石ですし、吹き抜けの高さは30mもあります。

photo by Peter
古典様式で仕上げられたグラン・フォアイエ

金箔を張りめぐらせた壁に、シャンデリアの光がことのほか映える豪華なロビー。どこかの宮殿と間違えてしまいそうですね。ポール・ポードリー作の天井画も見事です。

最大の見どころはシャガールの天井画!

オペラファンならずと言えども、うっとりとしてしまうのが、観客席の上に描かれた天井画です。作者は20世紀を代表する画家、マルク・シャガール。タイトルは『夢の花束』です。

photo by David Stanley
シャガール作『夢の花束』

チャイコフスキーやモーツァルトなど、14人の作曲家の作品がモチーフになっているそうですが、細かいところまで見るには、さすがにオペラグラスが必要です。

実際に公演を見るには?

なお、前回紹介した新オペラ座(オペラ・バスティーユ)が完成してからは、オペラはバスティーユ、オペラ・ガルニエではバレエ公演というように、一応の役割分担が行われているようです。

photo by Chris Chabot
シックな感じの観客席

いずれにしても、公式サイトにアクセルすれば、公演プログラムの確認はもとより、インターネット予約も可能です(演目によっては4ヶ月前からOK)。ただし、少なくとも英語に自信のない場合は、国内のプレイガイドを利用した方が安心かと思います。

意外と言うべきか、ドレスコードはありませんが、公演を見に行くともなれば、やはりそれなりに着飾って行きたいもの。そう思ってしまうのは、私だけでしょうか……。

≪見学に関する基本情報≫
見学可能時間 10:00~17:00
(7月中旬~8月は、18:00まで。昼公演がある時は、13:00まで)
休日 1/1、5/1、特別公演のある日
料金 11ユーロ

仏語&英語でのガイドツアーもあり
(所要時間1時間30分、料金14.50ユーロ)

(以上)

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