How to フランス旅行 – カフェの楽しみ方

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観光旅行ともなると、思いのほか歩き回るもの。疲れた足を休め、渇いたのどを潤すためにも、上手にカフェを利用したいものですね。そこでフランス旅行は初めてという方のために、カフェについてのあれこれを紹介しておきたいと思います。

どこに座っても構わないが……

カフェには通常、カウンター、室内席、テラス席がありますが、基本的には好きな場所に座ればOK。街の風景を眺めながらということであれば、やはりテラス席に座りたいですよね。ただし、注意すべきことがいくつかあります。

photo by David Harmantas
パリ、モンパルナスの老舗カフェ『ラ・ロトンド』

■席によっては値段が違うことも

フランスではどこに座るかによって、サービス料の有無と金額が違ってくるのが普通です。安く上げたいのであれば、サービス料の要らないカウンターで飲むのが一番。室内席とテラス席では、もちろんテラス席のサービス料の方が高くなります(0.20~1.50ユーロほどUP)。

photo Pat Guiney
パリにて

■タバコを吸いたい時は?

タバコを吸う人に関しては、テラス席しか選択の余地はありません。フランスでは2007年の禁煙令によって、閉ざされた公共施設内での喫煙が禁止されています(罰金68ユーロ)。ですから、レストランやカフェであっても、室内でタバコを吸うことはできません。

photo by Moyan Brenn
パリ、ノートルダム大聖堂の近くにて

■クロスが敷かれている席は……

食事時ともなると、クロスが敷かれ、グラスやフォークなどがセットされている席があったりします。食事をするならともかく、飲み物だけしか注文しないのであれば、そういった席を避けるのがマナーというものです。

注文で気をつけたいこと

カフェのメニューは、どこでも大体同じですので、自分の好きなメニューは名前を覚えておくと、どこに行っても困りません。代表例をいつくか挙げておきましょう。

■コーヒー

日本で「コーヒー」とだけ頼むと、通常、アメリカンが出てくると思いますが、同様の感覚で「アン・カフェ un café」と注文すると、濃いエスプレッソが運ばれてきます。

photo by Jeremy Eades
朝食のメニュー

アメリカン風のものがよければ、カフェ・アロンジェ café allongé、ミルク入りが所望なら、カフェ・ノワゼット café noisette と覚えておきましょう。ただし日本とは違い、通常、アイスコーヒーやアイスティーはありませんので、その点はガッカリしないでください。

■寒い日のおすすめは?

寒い冬、体を温めたい時のおすすめは、ショコラ chocolat とヴァン・ショー vin chaud です。前者は濃厚で甘いココア、後者は甘みを付けたホットワイン。どちらもフランスでは人気のメニューです。

■軽食も頼めます

昼時やちょっと小腹が空いている時には、クロック・ムッシュー croque monsieur やオムレツが定番です。

photo by RSNY
クロック・ムッシュー

クロック・ムッシューというのは、パンにハムとチーズを挟んで、さらにグリュイエール・チーズをのせて焼き上げたもの。ちなみに、これに目玉焼きをのせれば、クロック・マダム croque madame という名前に変わります。面白いですね。

支払時の注意点

支払いはテーブルで行います。フランスでは、どのウエーターがどのテーブルを担当するかが決まっていますので、注文を取りに来てくれたウエーターを必ず覚えておきましょう。

photo by
パリ、サンジェルマンの名店『カフェ・ドゥ・フロール』

注文した品と一緒に、レシート(これが伝票です)も置いてあるはずですから、そこに書かれている金額を払えばOK。サービス料も税金も全て入っています。つり銭が要らないのであれば、レシートとお金だけを置いて、店を出て行っても大丈夫です。

(以上)

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