パリの夜の愉しみといえば、やっぱり一流キャバレーのナイトショー。そういう方もたくさんおられるのではないでしょうか。洗練された歌やダンスは、一つの芸術といった感じですので、カップルはもちろん、女性どうしでも全然OKです。
ナイトショー鑑賞の注意点
人気店を紹介する前に、注意すべき点を押さえておきましょう。まずは「時間」に関してですが、ショーが終了するのは深夜になるのが通常ですので、帰りは必ずタクシーを使うか、女性どうしであれば、ナイトショーのためのバスツアーを活用することをおすすめします。
photo by Roderick Eime
ムーラン・ルージュのステージ
次に食事に関してですが、ランチ＆ディナーショーの場合、開演するのは食事後。店によっては提携レストランでの食事が組まれている場合もあります。
ムーラン・ルージュ
世界的にも有名な老舗キャバレーといえば、もうムーラン・ルージュの右に出るものはありません。創設は1889年。フレンチ・カンカン発祥の地でもありますね。
photo by Paval Hadzinski
ムーラン・ルージュ（赤い風車が有名）
また、あのエディト・ピアフが歌ったことでも知られていますし、画家のロートレックは、ここの踊り子たちをモデルにして、さまざまなポスターを描き上げました。音楽も衣装も華麗そのもの。プロポーション抜群のダンサーたちによる豪華絢爛なステージに目を奪われてしまいます。
≪関連情報≫
店名：ムーラン・ルージュ (Moulin Rouge)
住所：82 Boulevard de Clichy, 75018 Paris
開演時間：ディナーショー（19:00）、ドリンクショー（21:00、23:00）
定休日：なし
電話番号：01.53.09.82.82
料金：ディナーショーは€190～、ドリンクショー€125
備考：11月～3月はランチショーもあり
詳細情報：日本語公式サイト
リド
シャンゼリゼ大通りに店を構えているのが、1946年創設のリドです。60人のダンサーで構成された「ブルーベル・ガールズ」によるレビューは見事の一言。スケールの大きさでは、リドが一番ではないでしょうか。
2015年にプログラムを完全リニューアル。フレンチ・カンカンも見られるようになりました。
photo by kellinahandbasket
リドのステージ
≪関連情報≫
店名：リド（LIDO de Paris）
住所：116 Av. des Champs-Élysées, 75008 Paris
開演時間：ディナーショー（食事19:00、ショーは21:00）、ドリンク付きショー（21:00、23:00）
定休日：なし
電話番号：01.40.76.56.10
料金：ディナーショーは€165～、ドリンクショー€115（ドリンクなしは€80～）
備考：11月～3月はランチショーあり
詳細情報：公式サイト
クレイジー・ホース
上の二つと比べると、舞台の広さも含め、スケールという点では小さくなりますが、妖艶な女性美というものを好まれる方には、クレイジー・ホースがおすすめです。
photo by Herry Lawford
クレイジー・ホース
粒よりのダンサーたちによるトップレスダンスはつとに有名。まさに「アート・オブ・ヌード」の世界です。客席と舞台が近い分、臨場感のあるショーが楽しめるのも特徴の一つです。
≪関連情報≫
店名：クレイジー・ホース (Crazy Horse)
住所：12 Avenue George V, 75008 Paris
営業時間：20:15、22:45（土曜は19:00、21:30、23:45）
定休日：なし
電話番号：01.47.23.32.32
料金：立ち見（€65）、テーブル席（ショーのみ：€105、シャンパン付き：€125、ディナー付き：€185～）
詳細情報：公式サイト
まずは予約をしよう！
一流店では予約は必須です。ネット予約が便利ですが、最低限、前日までに電話予約をしておきましょう。ドレスアップする必要まではありませんが、さすがにジーンズにTシャツといった服装は考えもの。ちょっとオシャレに……ぐらいが適当です。
なお、ムーラン・ルージュとリドに関しては、毎日ではありませんが、時期によってはランチ・ショーも開かれていますので、遅い時間は苦手という方には、おすすめかと思います。
（以上）
