パリ散策 #12 – モンマルトルのおすすめスポットは?

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パリ情緒が溢れる街・モンマルトル。今回は#10の続きということで、サクレ・クール寺院とその周辺について、ご紹介したいと思います。

サクレ・クール寺院

パリの北部に広がる高台の街がモンマルトルですが、その中心にあるのが、白亜の聖堂サクレ・クール寺院(Basilique du Sacré-Cœur)です。完成は1919年。普仏戦争の殉死者を鎮魂するために、40年の歳月をかけて建てられました。

photo by David Denicolò
サクレ・ク-ル寺院の遠景

ビザンチン様式の3つのドームが特徴的。ちなみにサクレ・クールとは、「聖なる心」という意味です。

photo by Jonathan Poh
モンマルトルの象徴「サクレ・クール寺院」

高台にあるとあって、サクレ・クール寺院のテラスやドームからは、パリの市街を一望のもとに見渡せます。「寺院までの階段がしんどそう」などと、心配する必要はありません。ケーブルカー「フニクレーク funiculaire」に乗りさえすれば、麓からサクレ・クール寺院のところまで一気に登れます。

photo by David McKelvey
ケーブルカー「フニクレール」

一番の見どころは、聖堂内の丸天井。フレスコ画ではなくて、世界最大級のモザイクです。キリストの「聖なる心」と、それを讃える聖母マリアなどが描かれています。

photo by Paval Hadzinski
丸天井のモザイク

サン・ピエール教会

サクレ・クール寺院のところまで丘を登って来たのなら、その隣のサン・ピエール教会にも足を運んでみてください。#10で紹介したとおり、この教会の前にあるのが「テルトル広場」です。

photo by Elwin van Eede
サン・ピエール教会

サクレ・クールとは違って、こちらは12世紀の建物。もとはモンマルトル女子修道院として建てられました。

photo by Bruce Washburn
サン・ピエール教会の内部

ステンドグラスが素敵なこの教会。画家ユトリロが好んで題材にしたことでも知られています。

photo by Yann Caradec
ユトリロの絵(カルナヴァレ博物館所蔵)

モンマルトル博物館

サン・ピエール教会のあるテルトル広場から200mと行かないところにあるのが「モンマルトル博物館」です。

photo by Shadowgate
モンマルトル博物館の内部

ユトリロのアトリエが復元されているだけでなく、モンマルトルにゆかりの画家たちの作品や歴史資料などが展示されています。

モンマルトル墓地

モンマルトル地区の見どころとして忘れてはならないものが、もう一つあります。それは1825年設立の「モンマルトル墓地」です。

photo by Pixoeil
歌姫ダリダのお墓

場所は、サクレ・クール寺院から西へ700mほど行ったところ。モンマルトルを愛した多くの画家や芸術家が眠っていることで有名です。スタンダールやハイネ、ドガといった作家や画家はもちろんのこと、ベルリオーズ(作曲家)やフランソワ・トリュフォー(映画監督)などの名前も見られます。

(以上)

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