気分爽快!バレンシアのお祭り「トマティーナ」に、あなたも参加しませんか?

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トマトを投げ合うお祭り、テレビで見たことはありませんか?  そう、あれがスペインでも人気のお祭り「トマティーナ」です。バレンシア地方のお祭りとはいえ、外国人の参加もOK! スペイン旅行の機会に、あなたも参加してみてはどうでしょうか?

思い出づくりに最適!

もしあなたがスペイン旅行をお考えでしたら、時期は8月の下旬をおすすめします。理由は簡単。最終の水曜日にトマティーナ la tomatina があるからです。

photo by Diariocritico de Venezuela

トマトを投げ合う……というか、まさにぶつけ合うだけの単純なお祭りなのですが、だからこそというべきか、楽しくて、それでいてしっかりと思い出に残るのがいいところです。終わった後は気分も爽快。日頃のストレスなど、一気に吹き飛んでいるはずです。

そもそも「トマティーナ」って何だろう?

基本的にトマティーナは、収穫祭の催しということになっていますが、要はトマトを投げ合うだけ。始まったのは1940年代のことですが、ただし、どういった理由から誰が始めたのかという段になると、実はほとんど何も分かっていないそうです。

photo by Aaron Smith

何度か禁止されたことはあるものの、そのたびに猛烈な抗議が沸き起こって復活。今ではスペインどころか、世界の人たちも参加する人気のお祭りとなっています。

トマティーナに参加するには?

会場に入るには入場券が必要ですので、その購入手続だけは欠かせません(クレジットカードさえあれば、公式サイトから購入可能)。あとは、チケット引換券をプリントアウトして、当日、身分証明書とともにチケット交換所に持参すればOK。それ以外の手続は何もありません。

女性はもとより、外国人の参加も問題なし。ただし、トマトまみれになりますから、Tシャツに水着、そしてスニーカーといった格好がおすすめです(ゴーグルを持って行ければ、もう何も言うことはありません)。

なお、お祭りが行われるのは、バレンシア市の西方にある小さな町、ブニョール Buñol です。電車を利用すれば1時間ほどで行けますから、バレンシア市内で宿を見つけられれば、基本的には何の問題もありません。

※ 2015年度の入場料は10ユーロ(手数料込みで10.90ユーロ)でした。

photo by Graham McLellan

トマティーナが始まるのは正午からですが、何せ数万人が集まるお祭りです。早く出かけるに越したことはありません(少なくとも10時頃には現地に到着しておきたいものです)。

時間が来れば、号砲とともにトマティーナの開始です。役場の職員が乗り込んだトラックが、トマトを満載してやって来ます。投げ合う時間は1時間。どこからトマトが飛んできても、文句は言いっこなし! その代わり、誰に投げても大丈夫です。

photo by Graham McLellan

百数十トンのトマトが用意されているとあって、どこもかしこもトマトだらけになってしまいますが、仮設のシャワーがちゃんとありますから、トマトまみれの体で帰途つく、などという心配は無用です。

photo by Łukasz Lech

何の理屈もなしに、ただただトマトをぶつけ合うトマティーナ。子供ならまだしも、大人になってそんなことができる機会はまずありません。スペインに旅行するのであれば、何とか上手にプランニングして、トマティーナの楽しさを味わってもらえたらと思います。

(以上)

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