スペインといえばバルでの食事!定番のタパスを紹介します #1

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お昼なのに、レストランが開いてない!

朝からいろんな場所を見て回ったものだから、お昼前にはもうお腹がペコペコ。さて昼食は何にしようかと街を眺めてみると、なんと! レストランがまだ開いてない・・・。スペインではそんなことが結構あるものです。

日本とは生活習慣が異なるのですね。具体的に言えば、昼食は14時~16時、夕飯にいたっては21時頃から始めるのが、スペインの伝統的な生活習慣というものです。ですから、レストランで食事をしようとしても、12時前だとまだ開いていないこともしばしばです。

バルを上手に利用しよう!

では、どうするか。そんな時に活躍するのがBarというわけですね。バルあるいはバールと発音しますが、要するに、軽食堂と酒場と喫茶店を兼ねたようなお店です。どんな小さな町や村にもありますし、マドリッドのような大きな町なら、通りをちょっと歩けば何軒も目にするはずです。

「タパス」ってなに?

バルで軽く食事をしたい時、注文するのが tapas「タパス」です。カウンターの上、大皿に入っていくつも並んでいたりしますから、お好みのものを注文すれば小皿に取り分けてもらえます。酒の肴にもなることから「おつまみ料理」とも訳されますが、もちろん量を多めにして、普通の食事がわりにしても構いません。

では、以下に定番のタパス料理を何点か紹介してみたいと思います。

トルティージャ (Tortilla española)

定番中の定番といえば、スペイン風の「トルティージャ」です。円く焼いたオムレツなのですが、中までしっかり火が通っていることと、ジャガイモを使っていることが特徴です(他のものを入れたトルティージャもあります)。

同じトルティージャでも、南米のトルティージャとは別物です。南米のものは、トウモロコシの粉を使って薄く焼き上げたものを言います。

パタタス・コン・アリオリ (Patatas con alioli)

茹でたジャガイモに、何かクリーム状のものがかかっていますが、一体何だと思いますか? ニンニクに卵黄、オリーブオイルで作ったアリオリソースです。ニンニクのピリッとした感じが、ビールに最高にマッチします。

カラマレス・フリットス (Calamares fritos)

日本人も大好きなイカリングの揚げ物です。サクッとした感じがとても心地よいのは、サフラワーオイルを使っているからかもしれません。実際、スペインで食べた時の方が美味しく感じると思います。

カジョス (Callos)

トマトベースのソースで、牛の胃などをじっくりと煮込んだ料理です。隠し味にチョリソ(スペインのソーセージ)も入っていて、なんとも味わい深い料理に仕上がっています。

最後に

タパスというのは、基本的にはスペインの家庭料理です。日本で言えば、居酒屋で肉じゃがを注文するようなものですね。レストランで味わう料理だけがスペイン料理ではありませんので、その点、どうかお間違えなく。

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